Guns N' Roses

Guns N' Roses(ガンズアンドローゼズ)の軌跡を大解剖!

音楽性

1980年代最後に現れたハードロックバンドであり、ファーストアルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』では、普遍的な縦ノリハードロックサウンドではあるが、そのなかにもハードロック的亜種性が窺える。

音楽的にはR'n'R、パンク、HM/HRなどの影響下にあったが、草創メンバーがLAメタルの中期にLAにて活動を開始し、LAメタル後期のグラムファッションを牽引し(ガンズ・アンド・ローゼズ自体がLAメタルに内包されるLAグラムに分類されるともいう)、かつ、バンドの中心人物であったイジー・ストラドリンがニッキー・シックスが結成したLONDON(後のD'PRIEST)なるバンドに1980年代初頭に在籍していた経験があるため、この範疇に捉えられることがあった。また、同時期にLAのクラブで活動し、1990年代にかけてブレイクしたバンドに、ポイズン(LAメタル後期の代表格)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(LAメタルではないが、ガンズ・アンド・ローゼズとは別の日に同じクラブに出演していた)、ジェーンズ・アディクション(同/デイヴ・ナヴァロのバンド加入説が根強く(イジーの後任とスラッシュの後任の2度)浮上したのは、アクセルの音楽的志向のみならず、古くからの友人関係にあったともされる)がある。

『ユーズ・ユア・イリュージョン I』 『ユーズ・ユア・イリュージョン II』はハードロックサウンドを基調としているが、そのなかにもストリングスや打ち込みを使った曲、長編バラードも散見され、その音楽性が広がりを示している。

ハードロック主体のバンドであるが、セックス・ピストルズ等のパンクにも影響を受け、『ザ・スパゲティ・インシデント?』では彼らがかつて影響を受けたパンクを多くカバーしている。



アクセル・ローズ(ボーカル)


■アクセル・ローズ(ボーカル)1985-

アクセル・ローズ (W. Axl Rose, 旧名,出生名:William Bruce Bailey., 1962年2月6日 -)はアメリカのロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズのボーカリストである。インディアナ州ラファイエット出身。身長171cm。

"Axl Rose"という芸名は、後のガンズ・アンド・ローゼスのギタリスト、イジー・ストラドリンと組んだ最初のバンドである「A.X.L.」と、実父の名前の「ROSE」に由来する。後に、正式な手続きを済ませて"W.Axl Rose"と名前を改名している。一時期「ORAL SEX(オーラルセックス)」のアナグラムだと噂されたが、本人はそれを否定しているようである。

<性格・エピソード>
ロック史上唯一無二の存在にして、カリスマ的存在だった。1980年代後半から1990年代初頭までの全盛期は、破天荒な問題児としてその悪名を轟かせた。2005〜2006年頃は極度の引きこもり状態だったといわれる。コンサートなどを開始直前でキャンセルしたり、遅れて登場することも少なくない。1991年7月2日のセントルイス公演ではコンサート中に突然、ステージから降りてカメラで無断で撮影していた観客に襲い掛かり、マイクを叩き付けてコンサートを中止させたこともあった。これがきっかけで暴動が起き、80人が負傷、16人が逮捕される事態に発展し、アクセル・ローズも後に逮捕された。それらの背景には、幼い頃に実の父親が家を出て行ってしまい、義理の父親からは身体的虐待、性的虐待を受けていたという過去があるとされ、常に精神が不安定で、人を極度に信用できなくなってしまったのはこういった暗いバックグラウンドがあるからであろうと言われている。その一方で、代表曲"Sweet Child O' Mine"の歌詞にもみられるような繊細で純真な一面も持つ。元メンバーで、親友であったイジー・ストラドリン曰く、「有無を言わせない独裁者のように暴れたかと思えば、次の瞬間世界で一番優しい男になる」。

1989年にはMTV関係の授賞式の楽屋で当時ガンズに所属していたギタリストのイジー・ストラドリンがヴィンス・ニール(モトリー・クルーのヴォーカリスト)に殴られるという事件が起きた。理由は当時ヴィンスと一時的に別居していた妻が、とあるクラブでイジーを引っ掛けようとして振られた腹いせにヴィンスを差し向けたとの事。その後イジーとヴィンスは和解したが、アクセルは自分の一番の理解者であるイジーを傷つけられた事でヴィンスに大きな怒りを覚え、大変傷ついた様子。その後、何度かヴィンスに挑発的なコメントを投げかけていたが、ヴィンスから「テレビ中継の前で俺と喧嘩して決着を着けようぜ!!いつでも挑戦を受けてやる。」と言い聞かされ、さすがのアクセルも「身の危険を感じたので『新作のレコーディングで忙しいから無理』と言ってすぐに断った」と発言している。また、2006年のCNNでのインタビューの際にヴィンスは「それ以来俺はアクセルには会っていないし、現在は彼を殴ろうとは思っていない。」と発言している。また、このヴィンスの発言を10数年に渡りノートに記録していたとされる。2000年あたりにアクセルがイジーに電話をかけた際、「1982年にお前(ヴィンスの事)はこう言った!」とノートをめくりながらヴィンスに詰め寄ったと、イジー本人が聞いたと明かしている。

2008年11月23日に発売されたガンズ・アンド・ローゼズのアルバムのチャイニーズ・デモクラシーの売り上げが、当初の予想よりも期待外れである事(アクセルによるプロモーション活動が十分でなかったとの噂)を米国の『The Sun』紙へ問われた際、以下を語った。「あんなに長い年月を掛けてレコーディングしたにも関わらず期待ハズレだったなんて、クレイジーにも程がある。また、このアルバムのツアーはキャンセルだろ?俺のダチのDJアシュバが、奴の為にギターを演奏しに行って約3ヶ月もリハーサルをしたというのにも関わらず、アクセルの奴は1度も現れなかったらしいな。ルールその1、姿を見せろ!」、「こんな事をし続けていたら、ファンがどんどん去って行く。奴(アクセル)はずっとこんな状態だ。それでも付いてきているファンだって“いい加減にしろ!もうやってられねーよ!”って、心では思っていると思うぜ。肝心のバンドのライブを見られないなら、ファンではいられないぜ」と、ファンの視点に立って苦言を濁している。

1992年、東京ドーム公演の来日時のエピソードとして、昼食に注文したステーキの焼き具合が指定のレアよりも火が通っていたと怒り出しシェフに皿を投げつけるも、その後に当公演ライブ映像収録の主任スタッフに涙を流しながらその事を謝罪する場面をコンサートスタッフらに目撃されている。またその後は元モデルでもある彼女に慰めてもらっていたという情報もある。相次ぐメンバーとのトラブルや脱退、"Guns N' Roses"のバンド名の所有をめぐったメンバーとの法廷での泥仕合など、常に人間関係がうまくいかず独裁者的なイメージがある。しかしアクセル自身はそういった自分の性格について悩んでいるらしく、「なんでみんなが自分から離れていくのだろう」と落込むことが多々あるらしい。そのため普段は引きこもっていることが多いらしく、インターネットに夢中になっているという話もある。こうしたエピソードの数々は、境界性人格障害の条件である「理想化とこき下ろしに特徴づけられる不安定な対人関係」「衝動性」「感情不安定」「怒りの制御の困難」といった項目の特徴を満たしているが、実際は定かではない。躁と鬱を繰り返すといった報告はないことから、双極性障害の可能性は薄いと思われる。いずれにしろ、これらの行動に対してKISSのジーン・シモンズなどは「プロ意識に欠ける行為」としてインタビューなどで批判している。

ニルヴァーナのカート・コバーンとは対立関係にあったが、もともとはアクセルはニルヴァーナのファンであり、ガンズのツアーのサポートをニルヴァーナに頼んだことさえある。だが、それをカートは拒否しその後メディアに向けてガンズやアクセルに対する批判をぶつける様になり両者の対立関係が生まれた。また、カートが自殺をする前に最後に会った有名人が同じくガンズのメンバーであるダフ・マッケイガンと言われている。飛行機の機内で隣の席となった二人はパンクの話などで盛り上がったとダフ自身が明かしている。

また、同い年生まれのボン・ジョヴィのボーカリスト、ジョン・ボン・ジョヴィとも長くに渡り確執が続いていた。一説では通りすがりの人間にボン・ジョヴィにそっくりと言われたことに激高し、殴り返した事さえあるといわれる。ジョンも数年前のインタビューで、13年間もレコードを出していない事を批判し、自身のキャリアには遠く及ばないと発言した。しかし、こうした二人の状況はアクセルの親友で、同じくジョンを最も嫌っていたセバスチャン・バックによって修復へと向かう。2006年にロンドンのバーでアクセルとワインを飲んでいたセバスチャンは、偶然にも同じバーでジョンがいることを発見する。この二人も昔、楽曲の版権問題でお互いを激しく中傷しあった間柄である。しかし、セバスチャンはジョンへと近づき、笑顔で久しぶりに挨拶をしたのである。驚いたジョンだったが、アクセルもその輪へと加わり、飲み会を始めたのである。ジョンはワインを二人に何本も振る舞い、アクセルもジョンのビジネスの才覚に興味を持ち、いろいろと質問し3人で談笑したのだという。また、アクセル曰く、本物のロックとはモーターへッドのことだ。だそうだ。

<音楽的特徴>
トラブルメーカーのイメージが強いが、ボーカリスト・ソングライターとしての実力は秀逸。ボーカルは曲によって変幻自在で、高音ボイスから低音まで幅広く使い分ける。ソングライティングは"November Rain"や"Estranged"といった長編バラードを得意とする。また、ピアノの腕前も素晴らしいものがある。フレディ・マーキュリー追悼のVIDEOにフル出演しているほど、クイーンを最も尊敬するバンドの一つとして挙げていて、最高のアルバムはクイーン IIだと答えている。


来日公演


Appetite for Destruction World Tour 1988
1988年12月4日(7月4日)NHKホール(東京)、
12月5日(7月6日)フェスティバルホール(大阪)、
12月7日(7月8日)中野サンプラザ(東京)、
12月9日(7月10日)NHKホール(東京)、
12月10日(追加公演)日本武道館(東京)
(カッコ内の日付は、当初予定されていた公演日。)

Use Your Illusion World Tour 1992
1992年2月19日、
2月20日、
2月22日東京ドーム

Use Your Illusion World Tour - Get in The Ring Tour 1993 -
1993年
1月12日、
1月14日、
1月15日東京ドーム

2002年8月17日千葉マリンスタジアム、
8月18日WTCオープンエアスタジアム
Summer Sonic 2002に出演。
Chinese Democracy World Tour 2007

2007年7月14日(←4月14日)、
7月15日(←4月15日)幕張メッセ、
7月17日(←4月18日) 日本ガイシホール、
7月18日(追加公演) 日本武道館、
7月21日(←4月21日・22日)インテックス大阪
(カッコ内の日付は、当初予定されていた公演日。また大阪は2日間は、振替後1日のみとなった。)


結成当初


バンド名はアクセル・ローズと結成当時のメンバーであるギタリスト、トレイシー・ガンズの姓の組み合わせ、及び彼らの姓を元にした互いの前身バンド名L.A.GUNS、Hollywood Roseに由来する。

しかし、トレイシー・ガンズとドラマーのロブ・ガードナーが脱退、代わりにダフが所属しアクセルやイジーとも交友のあったRoad Crewからスラッシュとスティーヴン・アドラーが加入、一般的に認知されている初期ラインナップとなる。

このラインナップで自作レーベル[1]から疑似ライヴアルバム、Live ?!*@ Like a Suicideをリリース。
殆ど口コミだけで4週間に1万枚を売り上げた。



主な未発表曲


■Bring It Back Home
『ユーズ・ユア・イリュージョン 』のレコーディング期にカリフォルニア州ランボー・スタジオにて録音された。

■Crash Diet
GN'R LIESのレコーディング期にカリフォルニア州ランボー・スタジオにて録音された。

■Goodnight Tonight
1986年ロサンゼルスのクラブ、THE ROXXYにて演奏された。

■Just Another Sunday
『ユーズ・ユア・イリュージョン 』のレコーディング期にカリフォルニア州ランボー・スタジオにて録音された。

■Heartbreak Hotel
エルヴィス・プレスリーのカヴァー。 アペタイト・フォー・ディストラクションのレコーディング期に録音。1986年頃にアクセルやイジーがライヴで演奏していた。1988年のMTV VMAにてトム・ペティとともに演奏。

■Jumpin' Jack Flash
ローリング・ストーンズのカヴァー。アペタイト・フォー・ディストラクションのレコーディング期に録音。エレクトリック・ヴァージョンとアコースティック・ヴァージョンが存在する。

■Sentimental Movie
『ユーズ・ユア・イリュージョン 』のレコーディング期にカリフォルニア州ランボー・スタジオにて録音。ダフ・マッケイガンのヴォーカルによる。

■Ain't Goin' Down
バンドをモチーフにしたピンボールに使用されている楽曲。1986年にロサンゼルスのクラブWhisky a Go Goにて演奏されたほか、初期のライヴではThe Blues Jamとしてインスト演奏されていた。

■Too Much Too Soon
『ユーズ・ユア・イリュージョン 』のレコーディング期に録音。

■Cornshucker(別名:Cornchucker)
ダフによる作曲で、かつてライヴで演奏されていた曲。アコースティックヴァーションがGN'R LIESのレコーディング期に録音されたが、アルバムには収録されなかった。

■It Tastes Good, Don't It?
アイアン・メイデンのツアー中に作曲されたラップナンバー。コンサートでは主にロケット・クイーン曲中に挿入されて演奏され、1992年2月22日東京公演においても演奏されている。



1991年:ユーズ・ユア・イリュージョン II (Use Your Illusion II)


■1991年:ユーズ・ユア・イリュージョン II (Use Your Illusion II)

<解説>
発売直後はIよりも本作の方が多くの枚数を売り上げ、全米・全英ともに1位を記録。
ボブ・ディランのカヴァー「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」は映画『デイズ・オブ・サンダー』で、「ユー・クッド・ビー・マイン」は映画『ターミネーター2』でそれぞれ使用され、アルバムに先行してお披露目された。
「ゲット・イン・ザ・リング」では、複数のジャーナリストを実名で揶揄した。当時のバンド(特にアクセル・ローズ)とメディアの軋轢を反映した曲である。
ダフ・マッケイガンが作詞・作曲・ヴォーカルを務めた「ソー・ファイン」は、1991年に急逝したジョニー・サンダースに捧げられた曲。
シングルカットは、1990年に「Knockin' on Heaven's Door」(ラジオチャート18位)、「Civil War」(ラジオチャート4位)。1991年に「You Could Be Mine」(全米29位)。1992年に「Yesterdays」(全米72位)、「Pretty Tied Up」(ラジオチャート35位)。1994年に「Estranged」(ラジオチャート16位)。


<収録曲>
1. "Civil War"(Slash/McKagan/Rose) - 7:41
2. "14 Years"(Stradlin'/Rose) - 4:21
3. "Yesterdays"(Arkeen/James/Billy/Rose) - 3:15
4. "Knockin' On Heaven's Door"(B.Dylan) - 5:35
5. "Get In The Ring"(Slash/McKagan/Rose) - 5:41
6. "Shotgun Blues"(Rose) - 3:22
7. "Breakdown"(Rose) - 7:03
8. "Pretty Tied Up"(Stradlin') - 4:48
9. "Locomotive"(Slash/Rose) - 8:40
10. "So Fine"(McKagan) - 4:06
11. "Estranged"(Rose) - 9:23
12. "You Could Be Mine"(Stradlin'/Rose) - 5:43
13. "Don't Cry(Alt.Lyrics)"(Stradlin'/Rose) - 4:43
14. "My World"(Rose) - 1:26